豊中市では、2026年5月29日から、気象庁の大雨などの防災気象情報の名前が変わっています。警報・注意報の名前にレベルが付き(例:大雨警報は「レベル3大雨警報」)、従来の「洪水警報」「洪水注意報」は廃止されました。市は、レベル3警報からレベル5特別警報が出たとき、豊中市から高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保を地区ごとに知らせるとしています(2026年10月時点)。
何がどう変わったか
市の案内によると、主な変更点は4つです。
- 警報・注意報の情報名にレベルが付く:(旧)大雨警報→(新)「レベル3大雨警報」。レベル3は警戒レベル3(高齢者等避難)に相当します
- 警戒レベル4相当の情報は「危険警報」で出る:(旧)土砂災害警戒情報→(新)「レベル4土砂災害危険警報」
- 河川の氾濫の伝え方が変わる:「洪水警報」「洪水注意報」は廃止。洪水予報河川は「レベル3氾濫警報」、洪水予報河川以外の河川は「レベル3大雨警報」になります。「レベル5氾濫特別警報」も新設されました
- 線状降水帯の発生などは「気象防災速報」で出る:(旧)顕著な大雨に関する気象情報→(新)「気象防災速報(線状降水帯発生)」、(旧)記録的短時間大雨情報→(新)「気象防災速報(記録的短時間大雨)」
洪水予報河川とは、国土交通省または都道府県と共同で発表する洪水予報の対象河川のことです。
市は地区ごとに避難情報を出す
レベル3警報からレベル5特別警報が出たとき、市は河川の水位や浸水想定にもとづいて、地区ごとに避難情報を知らせます。市の案内には、場合ごとの放送の文例が載っています。
- 避難情報を出さない場合:警報は出ているが、市内の雨量・河川水位・土砂災害警戒情報の状況を踏まえて「現時点では避難情報の発令には至っていません」と知らせます。今後の状況によっては発令することがあるので、すぐ避難できるよう準備を呼びかけます
- 高齢者等避難(警戒レベル3):高齢者や障害のある人など、避難に時間のかかる人とその支援者に、避難場所や安全な親戚・知人宅へ速やかに避難するよう呼びかけます
- 避難指示(警戒レベル4):対象地区の人に、今すぐ避難するよう呼びかけます。移動が危険な場合は、自宅やマンションの2階以上の階に移るなどして安全を確保します
市は、対象地区以外で安全な場所にいる人は避難をする必要はないと説明しています。伝達は、市ホームページ、SNS、防災行政無線、報道各社への放送要請、Lアラートを使います。
避難所に行くだけが避難ではない
市の案内には、安全な場所にいる人は必ずしも避難所に行く必要がなく、市が開いた避難所に行くことだけが避難ではない、と書かれています。避難には次の2つがあります。
- 立ち退き避難(自宅外への避難):指定避難所、安全な親戚・知人宅、洪水・高潮避難ビルなどへ移動します。避難場所が過密になるのを防ぐため、親戚・知人宅も選択肢に入れるよう勧められています
- 屋内安全確保(自宅内での安全確保):ハザードマップで自宅の災害リスクを確かめ、浸水のおそれがある場合は、浸水しにくい2階以上の階で安全を確保します
市のハザードマップのページには、総合ハザードマップ、浸水ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、高潮ハザードマップ、ため池ハザードマップ、デジタルハザードマップなどが並んでいます。
防災行政無線は次回11/11にテスト放送
豊中市は2010年4月1日から、市全域で同報通信システム(防災行政無線)を運用しています。小中学校などに置かれた60か所のスピーカーから、サイレンと音声で避難指示などを放送します。ただし、スピーカーからの音声放送は全戸に伝わるものではない、と市は説明しています。
今後の放送予定として、2026年11月11日(水)午前11時に、Jアラートのテスト放送(訓練関係)が載っています。直近の放送は8月26日でした。内容は、市のページの「防災行政無線情報」で見られます。
問い合わせ先
問い合わせは、豊中市役所第二庁舎3階の都市経営部危機管理課(中桜塚3丁目1番1号、電話06-6858-2683)です。避難所の開設情報は、おおさか防災ネットの防災情報メールでも受け取れると、市のページに案内があります。
情報源
内容は2026年10月時点のものです。変更されることがあるため、気象庁と市のページで最新の情報を確かめてください。豊中市のそのほかの記事は豊中市の記事一覧にまとめています。
アイキャッチ画像:AI生成のイメージ画像です。実在の店舗・施設ではありません(gpt-image-1-miniで作成)
